世間の"普通"がつらい人のための本『しょぼい起業で生きていく』 感想
「働くの向いていないな」
と思うことはありませんでしょうか。僕は何度もあって今無職なわけですが。
今回紹介する『しょぼい起業で生きていく』では、
- 会社勤めだけど辛い
- 就活が辛い
- アルバイトが辛い
というようなかたへ向けて、「こういう起業のやりかたもあるんだよ」と、『しょぼい起業』について語られています。
起業と聞くと、大金が必要で成功も難しくなかなか挑戦しにくいイメージがありますよね。
ですが『しょぼい起業』はそのイメージとは離れた起業のやりかたです。
しょぼい起業で生きていく 感想
僕自身、起業という言葉のイメージだけで避ける傾向がありました。
お金かかりそう、難しそう、意味がわからない、そもそも何してるのかすら知らない。という感じ。
ですが、今回『しょぼい起業で生きていく』を読んで、イメージが変わったというか、もう「あれ、これ僕でもやできるやり方があるのでは?」となって、
「起業してみてもいいかも?」
とすら思えてきました。
そんな、起業に若干のアレルギーがあった僕の考えを変えた理由。
自分のやれること、日常的にやっていることをするのが『しょぼい起業』の基本。
それは『しょぼい起業』は特別すごいことはしないでいいということです。
もともとの起業にあったような大金を使うイメージとはかけ離れていて、『しょぼい起業』はとにかく支出を抑える方向に力を入れています。
というのも、本書で出る例では
- 店に住む
- リサイクルショップで自分の家電はタダ
- 農家や飲食店で自分が食べる分は自分で作る
2と3に関しては、余り物を売ればそのまま自分の利益になるということです。
そして普段の生活でかかるはずの支出も抑えられるので、事実上収入が増えていると言えます。
『しょぼい起業』について、本書では準備資金50万が必要という前提で最初は語られています。これは店舗を持つことを勧めているからですね。
確かにイメージしていた起業に比べてお金はかからないけど、50万でも大変! 今手持ち0円だよ! というかた向けに、資金を集める方法まで書いてあるんですよ。親切ですね。
(実は僕は0円どころかマイナスなんだけど、詳しくは感想後に書きます)
もう僕は資金集め手段の1つであるアルバイトのお話あたりを読んでいる時点で
「あっやっばい…バイトしたい…」
てなって実際ネットでバイト検索し始めたりしたわけですが、なんとか思い留まり本書を読み進めました。
『しょぼい起業』をしたあとの立ち回りかた(お客さんたちとの関わり方や宣伝など)や、実際に『しょぼい起業』をした方の実例の紹介、phaさん、借金玉さんとの対談。
実際に『しょぼい起業』はしないよ! という人でも、読み応えがある内容が多く書かれていました。
世間一般の価値観としては、学校を卒業して就職してずっと働いていく。というのを想像すると思うのですが、
本書ではその世間の価値観だけでなく、(失敗がないとは言わないけど)『しょぼい起業』という道もあるんだと、別の道を示している本でした。
本書でとくに僕の胸に突き刺さったのは、借金玉さんとの対談です。
何度も出てくる「"無"」という言葉。
職もなく、スキルもないなぁと思ってプログラミングを始めたばかりの僕にはよく効きますね。
と、まぁ"無"で心をやられた話はわりとどうでもよく。
本書で一番大事だと思ったのは、人付き合いに関するもろもろの部分。
ヒキニートであるところの僕は、人付き合いについて改めていかないといけないと思いました。
えらいてんちょうさんについて
この記事を執筆している時点でSNSを賑わわせているインターネット芸人です。
2019/1/10にえらいてんちょうさんを中心にお祭りがはじまり、そこで僕も存在を知りました。
そのときに『しょぼい起業で生きていく』を最近出版したと知り、勢いでkindle版を即購入した次第です。
で、そのあとに気付きました。
俺の本買いたいけどさまざまな理由で課金したくないぼくたちは、アマゾン欲しいものリストにいれて #しょぼい起業で生きていく がほしい〜と呟くと悪い大人たちが送ってくれるらしいよ💑#しょぼい起業で生きていく
— えらいてんちょう・えらてん(Yauchi Haruki)@著書目標100万部 (@eraitencho) 2019年1月12日
そして、別のツイートではkindle版より本が売れたほうが嬉しいと言っていました。なので……
https://t.co/7kdeDWkVxa
— ふぁるこぉん@ニート (@farukooooooooon) 2019年1月12日
Kindle版買ったけど、えらてんさんは紙のほう買ったほうが喜ぶと知りました。
実質まだ1冊も持ってないというわけです!#しょぼい起業で生きていく がほしい~
やっちゃったと思いましたね。
送っていただけました
送っときました
— 新谷学 (@ShintaniManabu) 2019年1月12日
新谷学さん、
悪ノリみたいなツイートだったのに、本当にありがとうございました!
僕も本当は送る側にまわりたかったのですが、"無"である前に マイナス2桁万円(盛ってない)があったので、勇気が出せませんでした。
今の"無"である僕の現状と、これから始める活動
ということで、僕は"無"でもあるし、マイナス2桁万のふぁるこぉんちゃんなのでした。
『しょぼい起業』をやってみようかな、という気持ちはわいたけど、でも『しょぼい起業』する! なんてマイナスを片付けないと言えない。
なので僕はまずこのマイナスを倒すことを始めようと思います。
ネットのお手伝い屋さんになる
僕がやれること、つらくないことを考えました。
でね、これならやれるんじゃないかと。毎日パソコンの前にずっと座ってるだけだし。
ということで今後、パソコンを使ったりネット上のやり取りで完結することのお手伝いをやっていきます。
依頼内容は本当になんでもよくて
一例で
- データ入力
- 雑談相手
- 検索の代行
- 作品見る
- 一緒に遊ぶ
とか。書いていること以外のことでもやりますのでお気軽に提案してください。
もちろん条件や注意点もあって、
- 僕がお金を出さないでいい
- パソコンやスマホを使ってできること
- スキルが要するものは結果に満足いただけない可能性がある(手を抜くわけではない)
- 内容や人を見て断ることがある
- 受けても断っても内容を僕から無断で公表することはない。確認はとるかも
こんな感じ。
で、肝心のお金はどうするの? というところですが、
気持ちで良いです。
何か渡したいという人から受け取ります。
それもお金じゃなくていいし。なにをいくら出すかもそちらで決める。
連絡はTwitterのほうにお願いします。
ふぁるこぉん@ニート (@farukooooooooon) | Twitter
そんな感じでやっていきます。