私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! ワタモテが百合で神懸かりにパワーアップしていた 漫画感想
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! | ガンガンONLINE | SQUARE ENIX
どうも百合大好きニートのふぁるこぉんちゃんです。
タイトルにもしましたが、ご存知でしょうか?
『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』
通称、わたモテです。
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 感想。昔と今で全然違う
僕はわたモテを買い、そして手放した過去があります。
わたモテの1巻が発売された頃、僕ははっきり言ってそんなに漫画を買うオタクではありませんでした。
でもアニメイトの近くによってはどんな本が発売されてるか確認だけしたり、オタクグッズは買ったりする、そんな感じのオタクではありました。
なのになぜか。
わたモテ1巻を見かけたとき、衝動的に購入。理由はなし。ネットの情報で存在だけは知っていた、というのは覚えていますが、決定打はなにもなかったはずです。
そして、もこっち(黒木智子の愛称)の日常を観察しては
「うわこの漫画きっつ…」
という以外の感想がなかったにもかかわらず、なぜか継続して新刊が出るたびに買っていました。
手放すきっかけとなったのは、僕が持病で休職からの無職コンボで実家に帰ることが決まってから。
その頃にはわたモテは5巻まで出ており、相変わらず購入、そして感想も
「痛い…見てらんないよぉ…」
という感じ。なぜ購入し続けていたのか。
しかしながら実家に帰るときに荷物を減らしたいとなって、手持ちの本の大半を売ることに。
ようやくわたモテと別れることとなり、しばらく買い直すことはありませんでした。
(邪魔になって売った経験きっかけで、本は電子書籍を中心に買うようになりました。場所取らなくておすすめ!)
それからおおよそ5年経ち。
僕の日常のひとつであるゲーム配信を見ながら別のゲームを遊ぶというニートテクニックを駆使していたとき。
「百合作品でおすすめ? 今ならわたモテかな~」
とね、配信者のかたがわたモテを推していました。
百合がどうのこうのと。
田村ゆりちゃんが推しだのどうのと。
は? 意味わからん。
って思いましたよ。
過去のワタモテ
ワタモテをオススメすると、ほぼ同じことを言われます。
「痛々しくて読まなくなったw」
そう。僕も過去に読んでいた記憶ではそうでしたもん。
まさに、それが過去のわたモテです。
なんで昔の僕はわたモテを買って読んでいたんだろうって思いますもん。
わたモテの初期の作風というのは、ぼっちの喪女な女子高生が主人公の日常系でした。
ぼっちネタですよ。目も当てられないネタが多いです。
主人公であるもこっちが空回りしてかわいそうな目によく合うし。
でももこっちはクズだから自業自得なところ多いし。
単純に読んでいて辛かったり笑えなかったりで、
「なんで読んでいるんだろうこれ」
ってなるんですよ。
先程も書きましたが、昔読んでいた頃の感想が
「きっつ…」「見てらんない…」
ですからね。
いや本当、僕はなんで喜んで買っていたんでしょうかね。(これ言うの何度目?)
当時の僕は働いていたせいで頭おかしくなっていたようですね。
話を戻します。
配信者の一言に僕はめっちゃビキビキきました。
百合? まぁゆうちゃん可愛いよね。もこっちのこと好きすぎるところもね、たしかに百合っぽさあるよね。
でも彼氏いるじゃんおぉん?
ってね、そりゃあね。怒りを見せようかなって気にもなる。
それでも、配信者のかたが
「ワタモテ面白いよ! 百合!」
とか言うのでね。僕も
「百合かぁ~いいよね~」
って頭をおかしくしてね。
読んでみた。
1巻から
やっぱり辛かった。
途中までは
変化の兆しは6巻から
過去に買っていた分は5巻まで。
あともう1巻読み進んでいれば、5年間ものあいだわたモテから離れることはなかったでしょう。
6巻から明らかに様子が変わり始めます。
しかし変化の片鱗は5巻から。
わたモテはなんと、ちゃんと進級します。
ということで5巻では、もこっちが2年生に。
しかし進級しても5巻の時点ではいつものもこっち。
変化があったのはもこっちの周囲です。
もこっちは1-5巻までは基本ひとり。
たまに弟が出てきたり、極稀にゆうちゃん、超極稀に他のサブキャラ(従妹のきーちゃんや、生徒会長など)が出るといった感じ。
ですが進級してからもこっちに声を掛ける新たなサブキャラが追加されます。
それがネモ(根元陽菜)と小宮山琴美(もこっちは、こみさんとか、コオロギとか呼んでる)です。
他にも、弟が高校に入学してきます。
あくまで片鱗であり、5巻を読んだだけではとくに何か変わったという感じもありません。
もこっちの頭からは完全に存在を忘れていたこみさんですが、6巻からやや登場しだします。
そして衝撃的なのが、もこっちがまともにコミュニケーションを取れる相手。
(見下してるから?)
こみさんだけでなく、2年の担任教師もただのサブキャラという感じで登場しますし、前述した弟や、ネモなどの1年時の同じクラスだったキャラクターとのやり取りも出てきます。
5巻まではもこっちのぼっちを追うお話が多かったですが、6巻からは誰かしらが登場するお話が増えていきました。
読んでいて辛いお話も減り、読みやすく。
2年生になってから変わりだしたな、と読んでいての感想です。
8巻 修学旅行からの革新
7巻は夏休み。長期休暇といったらきーちゃん。学校内でのお話が少なくなり、きーちゃん回やゆうちゃんこみさん回が多め。
8巻でいよいよワタモテが革新します。
きっかけは 修学旅行 です。
修学旅行からめっちゃもうなんかすごいばりばり変わっていくし、修学旅行以降にも影響を与える重要なお話。
修学旅行といえば班決め。
もこっちは班決めに参加しないという策略によって、班が勝手に決まりました。(ついでに班長にさせられていた)
4人1組の班で、あまりものの4人が集結。
この4人は、ひとりは当然もこっち。
残りの3人は新キャラで、
・田村ゆり
・吉田茉咲
・うっちー(内笑美莉)(オススメ!)
僕が再びわたモテを読むきっかけとなった配信者さんが推していたキャラ、田村ゆりちゃんがここで出てきます。
田村ゆりちゃんは当初は田中真子ちゃんと同じ班になる予定だったのが、いじめっ子の南さん(名前忘れた)が田中真子ちゃんを班に引き抜き余ってしまう。
吉田さんは学校サボってて班決めに来ておらず余る。ヤンキー。
うっちーは5人組の女子グループのひとり。班行動のときはその友人たちと共に行くと宣言。
みんなの協調性のなさにさすがのもこっちも
(さすがぼっちとあまりもの、ろくなやつがいない)
と思うほど。
いよいよ修学旅行がはじまる。
意外なことにもこっちが普段のクズさやぼっちさを醸し出しつつですが、コミュニケーションをとっていました。
修学旅行直前の印象とは違って、他の3人も意外と協調性があり(うっちーは基本、本当に別行動だったけど)、もこっちと一緒に行動して交友を深めていきます。
結果、田村ゆりちゃんとLINEの交換、うっちーにはとても強い印象を残すことに成功。
そして3人共通として、バカ、やばいやつという認識もこっちの魅力を植え付けました。
修学旅行が終わってからは、同班だった3人や田中真子ちゃんがよく登場するようになります。
とくに同班の3人はメインキャラといっても差し支えないぐらい。(ネモや小宮山さんも)
というかね、もうぼっちじゃない。
6巻からそうだったけど、いよいよひとりの回が圧倒的に減る。
最初の趣旨と違うじゃん! って言われたり僕も思うし。
たしかに! って感じですよ。
でもね、面白ければいいじゃんね。
ってことで、初期の頃は 喪女観察日記 的な感じでしたが、
修学旅行以降(9巻頃)からはもこっち以外のキャラが頻繁に登場するわけで、もはや普通の日常系。
そして登場キャラは女の子多め。
つまりつまりね、人によって基準は違うでしょうがね、うん……
百合ですね。完全にね。
で、普通の日常系 とか言っちゃいましたけど違うんですよ。
そこにたどり着くまでの、長く辛い道程あってからの、普通の日常系なので。
もこっちがそこに行き着けられるとは…という謎の感動もあったり、すごく、なんか凄いアレな感じでなんか凄いんです。
感動といえば。
修学旅行が終わってからはさらに新たなメインキャラが増え、交流もまた深めていくわけです。さすが日常系。
しばらくはぎこちなかったもこっちも、素の自分が出せる相手や友人と呼んでくれる相手ができていきます。
その友人たちの心境はそれぞれですが、いずれももこっちのことを思いやっていて。(百合じゃん!)
バレンタインにはちゃんと女の子とイベントあったり(わりと重要な回)(百合じゃん!)など、1年生のころはぼっちで過ごしていたことでも2年生では友達と一緒に参加したり。
本当、もこっちよかったね…という気持ちが強い。
2年生から3年生に進級しても、友達たちとは変わらず交流は続く。
だけでなく。
接点があまりなかった同級生ももこっちと仲良くなりだしたりと、さらにもこっちを取り巻く女の子が増えます。
というかね、回を進むごとにただの友達というか、めっちゃ取り合いというか、嫉妬が見え隠れするキャラが増えてきてね。百合じゃんね。
現在ではもこっち争奪戦といった様相も浮かび上がってきました。
感想でネタバレとかあまりしたくないので、このあたりで感想は終わりです。
1巻から読んでほしい
本当、読んでいてわりと辛いのですが1巻から読んで欲しいです。
というのも、現在のわたモテが面白いのは
あのもこっちが!
という思いが強いからです。
今風に言うと、エモい。
エモさが欲しいなら飛ばし読みせず1巻から読みましょう。
というかね、とにかくわたモテを1巻から6巻までガガッと読んでしまえばね、そこからの面白さに全巻読んじゃうと思うので。
楽しみたい、わたモテの百合を感じたいならともかく6巻まで読んでください!
お、読んでみてもいいなって思った方は本当、本当に、読んでほしい。本当に。
配信者さんありがとう
結局ね、百合でした。
配信者さんがオススメしてくださったので、再びワタモテと出会うことができました。
ありがとうございました。
好きなキャラ
僕が好きなキャラはウッチー。
それだけ。